依頼主さまのお庭に先祖代々から伝わる大切な柿の木がありました。
それを伐採され、さらに三年天然乾燥されてから持ち込まれた非常に大切な材料という事でプレッシャーは掛かりますが、
やり甲斐のあるやりたい仕事になります。
依頼主さまがイメージスケッチを描いてきて頂けたので、強度面だけアドバイスさせて頂き、後はそのイメージスケッチに基づいて製作しました。天板の形状が独特ですがこの長さの材料以外は無いのです。天板の裏側の写真を見て頂くと分かりますがこの位材積がギリギリなのです。余談ですがこのテーブルを60歳代の方にお見せすると絶賛されます。
そして依頼主さまは私たちが製作する過程で出る、大量のおがくずと木端をすべてお持ち帰りになられました。
想い入れのある柿の木を私に託して頂いたことに感謝しております。
さらに末永く使って頂けたなら木工職人としてはものすごく楽しい。